製品提案・仕様概要
大型(1〜2m)設備対応と「1mm以上の厚膜PEEKコーティング+後切削加工」による課題解決
当社では、従来の手作業による貼り付け工程を根本から見直し、精密検査装置の金属ステージへダイレクトにPEEK被膜を形成するPEEKコーティング「PEEKCOAT N(厚膜仕様)」をご提案いたしました。
本ご提案における技術的ポイントおよび仕様の概要は以下の通りです。
➤大型ワーク対応設備による施工
1〜2mクラスの大型検査装置ステージ部品に対応可能な施工・焼成設備を完備しており、大型機械部品・装置部品への一括コーティングが可能です。
➤1mm以上の厚膜塗装と精密切削加工による高精度化
レーザー検査装置に要求される厳しい寸法精度を確実にクリアするため、まずは規定値以上の膜厚(1mm以上)でPEEK樹脂を厚膜塗装・形成します。その後、表面を高精度の切削(機械)加工で仕上げることで、成形品を貼り合わせた場合と同等以上の平面度・平行度と高精度な寸法精度を確保しました。
➤変形防止用固定治具の開発(熱歪み・収縮応力対策)
PEEKコーティングの焼成時には約400℃という高い加熱温度がかかるため熱影響による基材の変形や、冷却時のPEEK樹脂と金属基材との熱膨張差による強力な収縮応力によって、大型金属ステージ自体が反り・歪みを起こす懸念がありました。これに対し、当社では長年のノウハウを活かし、「変形防止用専用固定治具」を設計・製作。熱処理中の歪みを限界まで抑制することに成功しました。