製品提案・仕様概要
耐摩耗性とすべり性をハイブリッドで実現する摺動PEEKコーティング「PEEKCOAT G10」の提案
ふっ素樹脂コーティング単体では、重量物による過酷な摩擦環境に対して物理的な強度(耐摩耗性)が不足しているという明確な限界が見られたため、当社は次なるソリューションとして、独自の高機能多機能コーティング「PEEKCOAT G10」の適用をご提案いたしました。
「PEEKCOAT G10」は、スーパーエンジニアリングプラスチックの代表格であり、圧倒的な機械的強度と耐摩耗性を誇る「PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂」をベースマテリアル(基礎材料)として採用しています。そこに、優れた滑り性と離型性を持つ「ふっ素樹脂(固体滑剤)」を最適に配合した、ハイブリッド型の高硬度・低摩擦コーティング技術です。
➤強靭な耐摩耗性(PEEK樹脂ベース)
金属に匹敵するほどの高硬度な被膜を形成するため、2Lペットボトル入り段ボールのような重量物が長期間にわたって連続的に擦れる環境下でも、被膜そのものが削れにくく、高い耐久性を発揮します。
➤優れたすべり性(ふっ素樹脂配合)
ベースとなるPEEK樹脂の内部にふっ素樹脂成分を均一に分散させているため、引っかかりのないスムーズな段ボールの滑りを実現し、転倒や底面の損傷といった搬送トラブルを未然に防ぎます。
➤摩耗しても持続する潤滑性能
一般的なコーティングとは異なり、被膜の内部まで均一に潤滑成分(ふっ素樹脂)が配合されているため、万が一表面が摩耗していっても、常に新しい潤滑面が露出し続けます。これにより、塗装の寿命を迎えるその時まで、初期と同等の優れたすべり性を維持することが可能です。
過酷な摩擦に耐える「強さ」と、滑らかな移動を可能にする「すべりやすさ」という、相反する2つの要求特性を高い次元で両立できる点が評価され、実機搬送ラインへの導入が決定いたしました。