製品提案・仕様概要
密着性能3倍を誇る当社独自のふっ素樹脂コーティング「Thermo Pro Release」による、狭小内径へのアプローチ
細穴・小口径の内面に対して、従来のブラスト処理に頼る工法ではこれ以上の耐久性向上は見込めないという技術的限界に直面したため、当社は次なるブレイクスルーとして、独自開発の高耐久性ふっ素樹脂コーティング「Thermo Pro Release(サーモプロリリース)」の適用をご提案いたしました。
「Thermo Pro Release」は、従来のふっ素樹脂コーティングが持つ優れた離型性や滑り性をそのままに、「密着性」と「耐摩耗性」を突き詰めた、当社のハイエンド・高付加価値コーティングソリューションです。最大の特徴は、独自のバインダー技術と塗膜構造にあります。
➤一般的なふっ素樹脂コーティングの3倍以上の密着強度
従来のコーティングは、下地をブラスト処理でザラザラに粗面化することで塗膜を物理的に固定する「アンカー効果」に強く依存していました。しかし「Thermo Pro Release」は、従来のアンカー効果に加えて、基材(金属)との接着を高める特殊処方を採用しているため、ブラスト処理が十分に施せない低粗度な表面であっても、強力に塗膜を密着させることが可能です。
➤圧倒的な耐摩耗性
「Thermo Pro Release」は、耐摩耗性に優れたバインダー樹脂の採用と、塗膜強度と密着性のバランスを極限まで突き詰めた配合比率の調整により、塗膜の耐摩耗性を従来の倍以上にまで高めています。高温・高圧の溶融樹脂が連続して擦れる押出成形特有の過酷な摺動環境下でも、塗膜が摩耗しにくく、長期間にわたって初期のコーティング性能を維持します。
今回の課題であった「2層構造樹脂の流動バランス」を崩すことなく、最も負荷のかかるダイの内腔深くまで安定した強靭な被膜を形成できる点が高く評価され、実機ラインへの導入が決定いたしました。