製品提案・仕様概要
ふっ素樹脂とPEEK樹脂を融合したハイブリッドコーティング「PEEKCOAT Plus A」の提案
ふっ素樹脂コーティング単体では、高圧下の摩擦環境において物理的な耐久性が不足するという課題が明確になったため、当社は次なるソリューションとして、ふっ素樹脂の被膜の中にPEEK樹脂(ポリエーテルエーテルケトン)の微粒子を均一に分散させたハイブリッド型コーティング「PEEKCOAT Plus A」をご提案しました。本仕様は、優れた特性を持つ2種類の樹脂を組み合わせることで、過酷な金型内部の環境に対応します。
ふっ素樹脂×PEEK ハイブリッドコーティング「PEEKCOAT Plus A」の仕様と特長
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ふっ素樹脂による優れた離型性を発揮
ベースとなるふっ素樹脂の特性により、型から外す際にゴムが金型表面へ貼りつく現象をしっかりと防ぎます。離型剤を使用できない条件下でも、スムーズな型離れを実現し、成型品の品質安定に寄与します。
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PEEK樹脂による高い耐摩耗性と耐久性強化
膜の内部に配合されたPEEK樹脂の微粒子が補強材として機能し、高圧で充填される生ゴムとの激しい摩擦による塗膜の摩耗や剥離を効果的に抑制します。
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高温の加硫工程に耐える優れた耐熱性
コーティングの主成分である「ふっ素樹脂」および「PEEK樹脂」はいずれも、連続使用温度250~260℃の高い耐熱性を有します。したがって、140~180℃で行われる加硫工程の熱に対しても塗膜が劣化しにくく、長期間の加熱・冷却サイクルにおいても安定した性能を保つことができます。
新規設計の初期検討における結果を踏まえ、ふっ素樹脂が持つ優れた非粘着性・離型性を活かしつつ、内部のPEEK樹脂によって耐久性を強化することで、ゴムの密着防止と金型の長寿命化の両立を図りました。