導入効果
歩留まり向上、耐久性強化、そして「リコート」によるコスト削減
金属製ハンドに『PEEKCOAT N04blk』を施して実ラインへと投入した結果、当初の課題に対して極めて高い改善効果が得られました。
➤静電気を抑制し、パーティクル付着を大幅低減
コーティング膜自体に優れた帯電防止機能を持たせることで、搬送時の静電気の発生を抑制。ハンドへの摩耗粉の付着だけでなく、製品基材へのパーティクル転移を低減し、製品の品質安定(歩留まり向上)に貢献しました。
➤表面の平滑性により、基材を傷つけずに安定搬送
樹脂成形品と同等以上に滑らかな表面特性を実現。ガラスやウエハといったデリケートな基材に直接触れても、傷をつけることなくスムーズな搬送が可能です。
➤剛性アップによる耐久性向上と、交換頻度の激減
芯材を強度の高い金属(SUS)製にしたことで、部品自体の剛性と耐久性が飛躍的に向上。樹脂製ハンド時代に比べて交換周期が長くなり、懸案だった「クリーンルーム内での交換工数」および「装置のダウンタイム(停止時間)」を大幅に削減、生産ライン全体の稼働率向上を達成しました。
➤「リコート(再塗装)」の実現によるトータルコストの削減
従来の樹脂成形品は摩耗すれば「部品ごと廃棄」するしかありませんでしたが、金属+コーティング仕様にしたことで、表面が劣化してもコーティングを剥離して再塗装(リコート)することが可能になりました。高価なハンド部品本体を廃棄せず、何度も再利用できるため、長期的なランニングコストの削減と環境負荷低減(サステナビリティ)を同時に実現しています。
採用されたコーティングブランド
今回採用された「PEEKCOAT N04blk」は、耐摩耗性と帯電防止機能を融合させた高機能コーティングです。樹脂成形品では避けることのできなかった摩耗粉や静電気の問題を、金属基材との組み合わせによって根本から解決。物理的な耐久性を大幅に引き上げるだけでなく、メンテナンス性を最適化することで、製造現場における生産性向上を強力にサポートします。クリーンで安定したハンドリング性能を長期間維持したい、という要求に応えるためのコーティングソリューションです。
お問い合わせ
貴社の製造装置において、ハンド部品の摩耗やパーティクルによる歩留まり低下、あるいはクリーンルーム内での頻繁なメンテナンスにお困りではありませんか。本事例のように、材質の選定やコーティング仕様を見直すことで、部品の廃棄コストを削減し、稼働率を最大化することが可能です。「現状の樹脂製ハンドの寿命を延ばしたい」「特殊環境下での搬送効率を高めたい」といったお悩みに対し、当社の技術陣が最適な材料・コーティングの組み合わせをご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。